「美ヶ原はハイキングコースだから歩きやすい」─そんなイメージを持って、2025年7月6日に王ヶ頭まで歩いてきました。実際登山というより高原散歩に近い雰囲気の場所です。
ただ、実際に歩いてみると「ハイキング=楽」というイメージだけで挑むと、足元の装備選びで痛い目を見るかもしれない、と感じる場面がいくつかありました。今回は、道の駅美ヶ原高原駐車場から牛伏山、美しの塔、王ヶ頭、王ヶ鼻を巡ったコースを、実際の体験をもとにレポートします。
コース基本情報
・日程:2025年7月6日(日帰り)
・登山口:道の駅美ヶ原高原駐車場
・コース:牛伏山→美しの塔→王ヶ頭(王ヶ頭ホテル)→王ヶ鼻
・距離:12.7km
・累積標高:上り下り340m
・行動時間:4時間24分(YAMAP平均ペース130〜150%)
草原に現れる王ヶ頭ホテルの景色
牛伏山、美しの塔を過ぎてしばらく歩くと、視界が一気に開けます。遮るものが何もない草原の中に、突然王ヶ頭ホテルが姿を現す瞬間は、この日一番印象に残った景色でした。
登山道の途中で山小屋に出会うのとはまた違う、高原ならではの景観です。歩いてきた道のりを振り返っても、どこまでも続く草原しか見えず、非日常感を強く感じました。


塩くれ場で出会う牛たち
コース上には「塩くれ場」という牛たちが塩をなめに来るポイントがあります。放牧された牛が間近で塩をぺろぺろとなめている姿はとても可愛らしく、思わず足を止めて見入ってしまいました。
美ヶ原は牛の放牧地としても知られていて、こうした光景に出会えるのも、このコースならではの魅力です。

王ヶ鼻手前で一転、岩場に注意
王ヶ頭までの道のりはほとんどが草原の中の穏やかな道でしたが、そこからさらに足を延ばして王ヶ鼻に向かうと、雰囲気が一変します。岩場が出てきて、ここまでの高原散歩のイメージのまま歩いていると、少し戸惑うかもしれません。
「ハイキングコース」という括りで油断していると、この岩場で足元をすくわれることもあるので、最後まで気を抜かずに歩くことをお勧めします。
足元は舗装されていない砂利道─靴選びが重要
「ハイキングコース」と聞くと、舗装された歩きやすい道を想像しがちですが、実際は舗装されていない砂利道が続きます。距離も長めなので、足元の負担は思っている以上に大きいです。
今回はミドルカットの登山靴で歩いたため、足首、足底の安定感もあり、砂利道でも特に不安を感じませんでした。スニーカーなど軽装で挑むと足が疲れやすくなると思います。ある程度しっかりとした靴を選ぶことをお勧めします。(登山靴ではなく運動靴でもいいと思います)

正直に伝えたい注意点
気に入った点ばかりでなく、正直に感じたことも書いておきます。
美ヶ原は牛の放牧地なので、コース上で牛糞のにおいが気になる場面がありました。慣れていない方には少し引っかかるポイントかもしれません。また、アブと思われる虫が多く飛んでいたので、虫が苦手な方は虫除け対策をしっかりしていくことをおすすめします。
登山ほどの急な上り下りはありませんが、距離が長いぶん、想像より体力を使うコースだと感じました。
帰りは道の駅でソフトクリーム
下山後は、道の駅美ヶ原高原でソフトクリームをいただきました。長い距離を歩いたあとのソフトクリームは格別で、この日の締めくくりとして良い思い出になりました。

まとめ:ハイキング気分でも装備は油断しない
美ヶ原(王ヶ頭)は、登山というより高原ハイキングに近い雰囲気の場所です。ただ「ハイキングだから」と装備を軽く見てしまうと、長い砂利道で思わぬ苦労をするかもしれません。
草原に現れる王ヶ頭ホテルの景色や、牛たちなど、このコースならではの魅力もたくさんあります。然りとした靴と虫対策を準備して、余裕を持って歩くのがおすすめです。


