群馬県を代表する日本百名山のひとつ、赤城山。その最高峰である黒檜山(くろびさん)を中心に、赤城神社からスタートして黒檜山、駒ヶ岳を巡る周回コースを歩いてきました。この記事では、実際に歩いて感じた『登り方向による体感難易度の違い』や『山頂展望の実態』など、これから赤城山・黒檜山に挑戦したい初級〜中級者向けにリアルな山行レポートをお届けします。
活動データ
- 日程:2026年8月16日
- コース:赤城神社→黒檜山登山口→黒檜山山頂→駒ヶ岳→周回
- 距離:5.5km
- 累積標高:のぼり539m/くだり539m
- 行動時間:3時間34分
スタートは赤城神社から
今回の山行は、大沼のほとりに鎮座する赤城神社からスタートしました。朱色の社殿が美しく、登山前に思わず見入ってしまうほどの立派な神社です。境内は綺麗に整備されており、登山の安全祈願にもぴったりのスポットでした。

黒檜山登山口〜山頂:岩場の急登が続く正念場
赤城神社を出発し、しばらく大沼沿いを歩くと黒檜山登山口に到着します。ここからが今回のコースの核心部。「日本百名山」の標識を横目に登り始めると、いきなり岩がゴロゴロした急登が始まります。

石段状に組まれた道もありますが、雨上がりだったこともあり岩が滑りやすく、思った以上に体力を消耗しました。噂には聞いていましたが、黒檜山側からの登りは想像以上にハードで、日本百名山だけあって登りごたえのあるコースだと実感しました。

霧の中に浮かぶ大沼の幻想的な景色
登り始めは霧・曇りの天候で、視界はあまり良くありませんでした。しかし、木々の隙間からぼんやりと見える大沼の姿は、まるで水墨画のような幻想的な雰囲気。晴天とはまた違った趣があり、これはこれで印象的な景色でした。


山頂からの景色は?黒檜山山頂の実態
実際に登ってみると山頂は樹林に囲まれており、展望はあまり良くありませんでした。標高1828mの山頂標識で記念撮影はできるものの、絶景を期待していると少し拍子抜けするかもしれません。
ポイントは、山頂からさらに少し歩いた先にある「眺望ポイント」。ここまで足を延ばすと視界が一気に開け、沼田市方向を見下ろす絶景が広がります。黒檜山に登る際は山頂だけで満足せず、ぜひこの眺望ポイントまで行くことをおすすめします。

天候が一変、青空と絶景のご褒美
眺望ポイントに到着する頃には、登り始めの霧が嘘のように晴れ渡り、青空が広がっていました。天候が大きく変化するのも山の面白さですね。眼下に広がる大沼は、この日一番の絶景でした。

駒ヶ岳への稜線と、驚くほど歩きやすい下山ルート
黒檜山からいったん鞍部まで下り、駒ヶ岳へと向かいます。この稜線歩きも展望が良く気持ちの良い区間です。そして下山に使った駒ヶ岳側のルートは、木製の階段がきれいに整備されており、登りの岩場とは対照的に驚くほど歩きやすい道でした。

ぬかるみ注意
今回は雨上がりのタイミングだったため、コース全体で土がぬかるんでいる箇所が多く見られました。特に黒檜山側の岩場は滑りやすいので、雨天後に歩く際はグリップのしっかりした登山靴があると安心です。
下山後は大沼でアヒルボート体験
周回を終えて赤城神社まで戻ったら、大沼名物のアヒルボートに乗ってみました。湖上を渡る風がとても涼しく、登山で火照った体にはたまらない気持ちよさ。もし「まだ体力が余っている」という方がいれば、下山後にアヒルボートで足をさらに追い込んでみるのも面白いかもしれません(笑)。登山+観光の組み合わせとして、赤城山は非常に満足度の高いプランだと感じました。

まとめ
赤城山・黒檜山は、日本百名山の名にふさわしい登りごたえのある岩場急登と、天候によって表情を変える大沼の景色が魅力のコースでした。「山頂からの展望が良い」というイメージとは裏腹に、実際に絶景が広がるのは山頂から少し先の眺望ポイント。事前にこのポイントを知っておくことで、より満足度の高い山行になるはずです。
もし体力に自信がない場合は、コースの順番を変えるのもおすすめです。今回は周回コースでしたが、駒ヶ岳側から登り、整備された階段を使って山頂へ向かい、同じ道を引き返すピストンコースにすれば、一番大変だった黒檜山側の岩場の急登を避けられます。総合的な難易度をさらに下げたい方は、計画段階でこの順番を検討してみてください。


