「蓼科山は初心者向け」という評判をよく見かけます.実際,2025年7月12日に日帰りで登ってきましたが,正直な感想を言うと「初心者向け」というより「初心者入門」という表現のほうがしっくりきます.
序盤から続く岩場の急登,そして体力を使い切った後の下りの厳しさ─この辺りは事前情報だけではわかりにくかった部分でした.今回はすずらん峠園地駐車場からのコースを,実際に歩いた感覚をもとにレポートします.

コース基本情報
・日程:2025年7月12日(日帰り)
・登山口:すずらん峠園地駐車場
・距離:約7km
・累積標高:上り下り825m
・行動時間:7時間50分(YAMAPペース80%)
初心者向けのペース配分を意識して歩いたので、標準タイムよりやや余裕を持った時間になっています。
序盤から続く岩場の急騰
すずらん峠園地駐車場を出発してしばらくは、樹林帯の穏やかな道が続きます。ただ油断していたのはここまでで、序盤からいきなり岩場の急登が始まりました。
「初心者向け」という前情報から、もう少し緩やかな道を想像していたのですが、手を使ってよじ登る場面も多く、体力配分を見誤ると後半がかなり厳しくなる印象です。実際、ここでペースを上げすぎると、下山時に響いてきました。

山頂到着,そして絶景
岩場の急登を越えると、視界が一気に開けて山頂に到着します。蓼科山の山頂は広い岩の台地になっていて、これまでの樹林帯とは全く違う景色が広がります。
八ヶ岳の片鱗を感じられる稜線、眼下に広がる白樺湖、そして苔むした森林と白樺の森─歩いてきた道のりを振り返りながら、山頂をゆっくり探索しました。この景色を見られただけでも、序盤の急登を頑張った甲斐があったと感じました。

蓼科山頂ヒュッテでカレーライス休憩
ひと通り山頂を歩いた後は、蓼科山頂ヒュッテに向かいました.中を見学しているとメニューがあったのでカレーライスをいただきました。この時の時刻はちょうど12時.ここまでの行程で疲れた体に、温かい食事が染み渡ります。ゆっくり休憩を取りながら、下山に向けて体力を回復させました。

体力を使い切った後の下りの厳しさ
下山開始時点で、正直かなり体力を使い切っていました。登りの岩場を越えた達成感で油断していましたが、下りも同じ岩場を通ることになるので、気の抜けない道が続きます。
「初心者向け」という言葉から、下りは楽になると思っていたのですが、むしろ疲れた足には下りの岩場の方がこたえました。踏ん張る力が残っていないと、足元がふらつきやすくなる場面もありました。このあたりは、事前の情報だけでは正直分からなかった部分です。
「初心者向け」ではなく「初心者入門」だと感じた理由
今回の蓼科山を歩いてみて,「初心者向け」という言葉には少し補足が必要だと感じました.技術的な難しさというより,体力面での消耗が想像以上だったからです.
蓼科山には,今回のすずらん峠園地駐車場コースより距離の短い「七合目駐車場コース」もあります.こちらは初心者向けとして紹介されることが多いですが,実際にどう違うのか,次回上った際にレポートしたいと思います.
これから上る方には,序盤の岩場のペースを上げすぎないこと,そして下山用の体力を残しておくことをおすすめします.景色は間違いなくすばらしいので,体力配分さえ意識すれば,達成感のある一座になるはずです.
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